今回は、パパ育休を1年取得して
気付いたことや心情の変化について記事にします。
■育休のメリットが知りたい方
■お金が不安で育休を躊躇している方
育休とって気付いたこと・心情の変化
1. これまで働きすぎだったことに気づいた
そもそもなぜ1年もの長い期間育休をとろうとしたのか
理由は多く分けて2つあります。
- 今しかできないこと(育児)に精一杯専念して
妻や子供との時間をできるだけ多く過ごしたかった。 - 夫婦で社畜だったので、一度完全に仕事から離れたかった。
離れたうえで、人生について考える時間が欲しかった。
この①と②の共通点である「時間」について
これまで早朝や深夜、土日も含めて
仕事に捧げてきた時間が多くありました。
もちろん、そのおかげで良かった点もあります。
(昇進、昇給、貯蓄ができたなど)
ただ、育休を取得し、ふと振り返ると
よくやっていたなというのが正直な感想でした。
夫婦ともに法人の営業職でしたので
接待や出張もたくさんありましたし
管理職に昇進してからは特に自分のことだけでなく
部下のマネジメントや数値管理、会議での報告準備など
管理職は皆さんそうかもしれまんが、やはり大変でした。
※大変さを否定したいわけではなく
むしろこういった経験は必要だと思っています。
そして、いざ育休に入り育児をしていると
育児も大変とはいえ、働いているときよりは時間があります。
時間があると以下のようなことができました。
【時間があるとできること】
・子供の成長を見逃さずに見守ることができること。
・栄養のあるものを自炊して料理をつくることができること。
・前からやってみたかったことにチャレンジできること。
・これまで出会うことのなかった種類の人で出会えること。
・これまで知り得なかった情報に触れることができること。
・本当は自分がどうしたいか向き合える余裕が生まれること。etc
時間がないことに対してお金で解決することも確かにありますが
一方でどんなにお金があっても、取り戻せない時間も多くあると思います。
この「時間の大切さ」を育休を通して、子供が教えてくれました。
もちろんお金が多くあることに越したことはありませんが
「限られた時間を何に投資するか」も非常に大事で
誰しも死ぬときに「働いてばっかりな人生だったな」とはしたくないはずです。
仕事はあくまで自分の人生をより豊かにするための手段であって
目的ではないことを、社畜だった私が育休をとることで気付くことができました。
2. 無駄な出費が減った
会社に出社している時は
朝コンビニでサンドウィッチと飲み物を買って
お昼には1,000円ほどするランチを食べて
歓送迎会があるときは5,000円くらい徴収されて
月に1回美容院でカットとパーマで10,000円くらいかかっていました。
育休をとると収入が減ることがクローズアップされがちですが
実際には出ていくお金も減ることに気付きました。
朝は離乳食で余ったバナナとホットココア
ランチは昨晩の残りをたべて
飲み物は水道水をBRITAで濾過して、麦茶を作って
散髪はカットのみで2か月に1回。
もともと私自身、散財をするタイプではなかったですが
マインドが「欲しかったらすぐ注文」から
「自分で作ってみる、代用品を探す」に変わったことは
育休をとったことによる大きなメリットでした。
(育休明けもこのマインドを大切にしたいと思います)
もしお金のことが不安で育休を躊躇されている方がいれば
無かったら無かったでなんとかなること
むしろ時間があることで得られるメリットの方が多いことを
知ってほしいと思います。
3. 世のママさんたちに尊敬の念が沸いた
今この記事を書いているときは夫婦で育休中のため
ツーオペで育児と家事をしています。
(子供はまだ一人です)
同時に育児と家事が進むため効率がよく
時には片方が休めるため、体力的にも助け合いができます。
ただ、パパが長期で育休を取得できている家庭はまだまだ少なく
多くの家庭でママがワンオペをしているはずです。
さらには夫婦共働きがほとんどでしょうから
「仕事と育児、家事の両立」をしながら日々奮闘されている
ママさんには頭が下がります。
(子供が複数いらっしゃる場合はなおさらです)
男性が育休を取得する副次的なメリットは
育休明けにもあると感じていて
育児や家事の大変さ、仕事と両立する大変さが分かる
育休経験者の男性とそうでない男性とで
職場における立ち振る舞いが全く変わってくると思います。
そういった意味でいえば
育休を取得し、育児や家事の大変さを知れたことは
私の今後の人生にとって非常に有益なものであったと感じます。
まとめ
以下、3つのついてお話をしました。
「時間の大切さ」
「お金に関するマインドの変化」
「ママさんたちへの共感」
育休は文字通り、育児のための休職ですが
育児に専念できること以外にも大きなメリットがあり
育休を通して得た体験がその後の人生において
大きな財産になると感じています。
これまでの価値観さえも変えてくれる育休。
長期取得が難しければ、すこしの期間でもよいと思います。
本記事が育休取得を迷われているパパの背中を押すことになれば
とても嬉しいです。
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