学資保険に入るべき?新NISAと比較してみた

子供が生まれると、学資保険に入るべきか迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、学資保険に入るべき?新NISAと比較してみた話について紹介します。

Ryogoパパ

我が家も学資保険に入るか迷ってシミュレーションをしたので、
 ぜひ参考にしてください!

目次

学資保険とは?そのメリットとデメリット

学資保険は、将来の教育資金を積み立てるための保険商品です。

主に子どもの進学(小学校、高校、大学など)に備えることが目的で、
契約時に設定した受け取り時期にまとまった金額を受け取ることができます。
さらに、親が契約者の場合、万が一のことがあった場合でも、
教育資金が支払われる保障がついているものもあります。

学資保険のメリットは以下の通りです。

①計画的な積立が可能

学資保険は、毎月一定額を支払い、子どもの進学に合わせたタイミングでまとまった金額を受け取れるため、
計画的に教育資金を準備することができます。
額が決まっているため、将来必要な学費をきちんと積み立てられるという安心感があります。

②保障がついている

親が万が一のことがあっても、保障がついている場合には、
払い込みが免除され、子どもの教育資金が確保されます
この保障によって学資保険を生命保険として考えることもできます。

③非課税

学資保険の受け取り金額には非課税の特典もあるため、税金面でも優遇されます。

学資保険のデメリットは以下の通りです。

①利回りが低い

学資保険の最大のデメリットは、利回りが低いことです。

②途中での引き出しに制限がある

学資保険は、契約期間を満了しないと受け取れない場合が多いため、
急な資金が必要になった際に柔軟にお金を引き出すことができません。

③契約内容によっては高い手数料がかかる

学資保険は保険料に手数料が含まれている場合が多く、
これが実質的な利回りを下げてしまうことがあります。

児童手当の1万5000円を学資保険で積み立てるといくらになる?

実際に児童手当の1万5000円分を毎月積み立てた場合でシミュレーションしてみました。
以下HPからシミュレーションできます。

■商品:「明治安田生命つみたて学資」
■契約年齢:子供0歳、契約者36歳(男性)
■保険料払込期間:15歳まで
■月額保険料:13,679円
■支払総額:13,679円×12か月×15年=246万2220円
⇒受取総額:280万円(受取率:113.8%)

上記のシミュレーションから、15年間積み立てを行うことで、
受け取り時に33万7780円多く受け取ることができることがわかりました。
次に、以下のサイトを使って年利(1年間で何%増えるか)を計算してみたいと思います。

年利は約1.7%とまずまずの結果でした。
現在の銀行の普通預金の金利が高くても0.2%程度と考えると、普通預金口座に入れておくよりは、
学資保険の方が受取金額を増やすことができますね。

Ryogoパパ

預金口座に入れておくと生活費と混同して使ってしまうリスクもあるので、児童手当を強制的に積み立てるという点ではメリットがありそうです!

新NISAでオルカンを積み立てた場合と比較

続いて、新NISAでeMaxils Slim 全世界株式(オールカントリー)を積み立てた場合のシミュレーションをします。
年利は、過去20年の平均では6%程度ですが、今回は保守的に4%として計算します。

■商品:eMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー)
■つみたて期間:0歳~15歳まで
■受取時期:18歳
■月額投資額:13,679円
■支払総額:13,679円×12か月×15年=246万2220円
■年利:4%
⇒受取総額:約380万円(受取率:154.3%)

なんと、受取総額は学資保険よりも100万円も多くなりました。
この結果だけを見ると新NISAでの投資に回した方が圧倒的に効率が良い気がしますが、
投資信託の価格は相場に左右されるため、解約時には支払総額よりも受取総額の方がマイナスになっているというリスクもあります。

学資保険or新NISA?我が家の方針

結論から言うと、我が家は以下の3点の理由から「新NISAでオルカンに投資」を選びました。

①生活防衛資金(約200万円)が確保できている

大学の学費などの教育資金を貯めることを目的としている場合、
現金が必要な時に投資信託の運用益がマイナスになっているというリスクがあります。

最近の相場環境は異例とも言えるほど好調であるため、
マイナスを経験したことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、
大学入学で現金が必要になったまさにその時に歴史的な暴落相場になる危険性もあります。
(実際に、コロナショック時には数年間積み立てていた投資信託がマイナス40万円になったことがあり震えました)
我が家の場合は、生活防衛資金200万円を確保しているため
投資信託がマイナスになっていた場合には、手元の生活防衛資金を取り崩すことを想定しており、
このリスクは回避できると考えました。

②個人年金保険に入っておりポートフォリオが分散できている

上記の暴落のリスクを踏まえ、資産が株式や投資信託に寄りすぎることは危険だと考えており、
学資保険のように「銀行預金以上の金利で確実にお金がもらえる」ことは一定のメリットと捉えました。

しかし、我が家の場合はすでに加入していた個人年金保険がこの役割を果たしており
保険の見直しにあたっても解約しないことを決めたため、教育資金の貯蓄ではリスクを取ることにしました。

最近は、学資保険は無駄、NISAに投資した方が良いという声もよく耳にしますが、
個人的にはポートフォリオの分散として預金の代わりとして元本割れしない商品を積み立てておくのも一案と思います。

③生命保険は別で加入しているため

学資保険では、万一の時にも教育資金を受け取ることができることもメリットの一つですが、
我が家では生命保険にも別で加入しているため、この機能は不要と判断しました。

Ryogoパパ

最近は無駄と言われがちな学資保険ですが、
 個人年金保険に入っていなければ、入っていたと思います!

学資保険or新NISAどっちにするべき?

学資保険と新NISAそれぞれにメリット・デメリットがあるので、しっかりと理解したうえで、
目的を明確にすることが大切です。

学資保険を選ぶべき場合
  • 元本割れのない計画的な貯蓄がしたい
  • 暴落相場になった場合に数年間現金で立て替えられるほどのお金がない
  • ポートフォリオが株式に偏っている
新NISAを選ぶべき場合
  • 資産運用のリターンを重視したい
  • 積み立ての途中でも柔軟に資金を引き出したい
  • 自分で運用がしたい
Ryogoパパ

それぞれの家庭で経済状況や教育方針は全く異なります。
ご自身に合った方法を検討してみてくださいね。

まとめ

  • 学資保険は利回りが低いことがデメリット
  • 新NISAでの投資は高いリターンが期待できるがリスクも大きい
  • 周囲の声に惑わされず、メリット・デメリットを理解したうえで選ぶことが肝要
Ryogoパパ

参考にしていただけたら嬉しいです!

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