私立中学、高校の学費を不安に思われている方も多いのではないでしょうか。
今回は、私立中学・高校の学費と助成金についての解説と、
月約2万円の積み立てで通える方法についてご紹介します。
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高校無償化なども耳にしますが、実際にどのような制度なのか理解できていなかったので、この機会に調べてみました!
私立中学・高校の学費はどのくらいかかる?
私立中学・高校6年間の学費総額の平均は、約747万円です。
内訳は、以下のとおりです。
項目 | 私立中学 | 私立高校 |
学校教育費 | 106万1,350円 | 75万362円 |
学校給食費 | 7,227円 | − |
学校外活動費 | 36万7,776円 | 30万4,082円 |
合計 | 143万6,353円 | 105万4,444円 |
※学校外活動費は、塾などの補助学習費用等を指します。
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/1268091.htm
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ひえー、私立に通うと大学費用並みにかかるんですね・・・
東京都内の中高一貫校については、以下の東京都のサイトに学費一覧が載っているので参考にしてみてください。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/12/22/documents/18_01.pdf
私立中学・高校への助成金ってあるの?
学費が高額すぎて目が飛び出そうになったので、
高校無償化など話題になっていたことを思い出し、
すぐに助成金について調べました(笑)
東京都の場合は、以下の助成金があるようです。
いずれも令和6年から所得制限が撤廃されました。
<中学>
私立中学校等授業料軽減助成金事業(年額10万円)
…東京都在住で 私立中学校等に通う生徒の保護者等の経済的負担を軽減するために、授業料の一部を助成する制度
<高校>
私立高等学校等授業料軽減助成金事業(年額48万4,000円)
…生徒と保護者が都内に住所を有している場合、私立高等学校等に通う生徒の保護者の経済的負担を軽減するため、国の就学支援金とあわせて都内私立高等学校の平均授業料まで都が助成する制度
※世帯年収により、就学支援金(国の支援)と授業料軽減助成金(都の助成)の割合が異なる
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これがいわゆる高校無償化と言われるものですね!私立中学にも年額10万円助成されるなんて手厚い!
各自治体にも助成制度がある場合がありますのでぜひ調べてみてください。
助成金を考慮したうえでいくら必要?
助成金がある場合で必要な額を再度シミュレーションしてみたいと思います。
<中学>
学習費総額143万6353円-助成金10万円=133万6,353円
133万6,353円×3年=400万9,059円
※月あたり約11万1,000円
<高校>
学習費総額105万4444円-助成金48万4,000円=57万444円
57万444円×3年=171万1,332円
※月あたり約4万7,500円
⇒(私立)中学高校6年間の総額572万391円
私立中高一貫校の場合、高校の助成額が大きいので中学よりも負担が軽くなることがわかります。
中学の学費の支払いをいかに乗り切るか、という点がポイントになりそうです。
学費の捻出方法をシミュレーションしてみた
学費の捻出方法としては、主に以下の3つが挙げられます。
- 現金預金
- 学資保険
- 新NISA
このうち、今回は③新NISAにて積み立てるパターンを検証してみます。
なお、積立の原資について、我が家では児童手当を大学費用に充当する想定のため、
中学高校の費用については、新規で毎月の収入から積み立てることにします。
※学資保険に入るべきかはこちら↓をご覧ください。
※児童手当の積み立ての検証記事はこちら↓をご覧ください。
中学入学までに学費を準備するには毎月いくら積み立てが必要?
以下の前提で検証を行います。
今回もこちらのサイトを参考にしました。
https://www.am-one.co.jp/shisankeisei/simulation.html
<前提>
・運用商品: eMAXIS Slim 全世界株式(年利4%)
・運用期間: 0歳から12歳の誕生日まで(12年間)
・積み立て目標額:571万円 / 747万円
⇒必要な毎月積立額:3万1,001円 / 4万566円
毎月約3万1,000円程度積み立てを行うことで、
私立中高の学費+塾代等(571万円)を賄うことができそうです。
また、助成金を考慮しない場合は、毎月約4万円を積み立てればクリアすることが可能です。
加えて、実際には中学入学段階で全て取り崩すわけではなく、残額は利回り4%で運用を続けられるので、
上記であればお釣りがくると思います。
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ただ、月3万円~4万円を新たに積み立てるのは、少しハードルが高く感じますね、、
中学入学後も同額の積み立てを継続した場合
中学入学まで毎月一定額の積み立てを行った場合(たとえば2万円)、
おそらく中学入学後も引き続き同額の積み立てくらいであれば継続できるのではないでしょうか。
その場合、必要な積立額はいくらか検証します。
少し荒い計算になりますがご了承ください。
<前提>
中学入学後も毎月2万円を積み立て授業料に充当すると仮定し、目標額を以下で算出。
中学:(134万円-24万円)×3年=330万円
高校:(57万円-24万円)×3年=99万円
⇒合計:429万円
・運用商品: eMAXIS Slim 全世界株式(年利4%)
・運用期間: 0歳から12歳の誕生日まで(12年間)
・積み立て目標額:429万円
⇒必要な毎月積立額:2万3291円
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毎月約2万円程度であれば、家計の見直しや節約などで捻出できそうですね!
(結論)私立中学・高校の学費は毎月約2万円の積み立てで捻出可能
子供が中学生、高校生の家庭は、親が40代~50代の働き盛りの世代が多いかと思います。
一般的に学費の負担が大きくなると言われているこの時期でも、
毎月2万円の積み立てを行うことで、出費を年24万円程度に抑えることができます。
加えて、毎月2万円の学費積み立てが12年間の間に習慣化しているはずなので、
新たな支出が増えるわけではなく、完全に無風でこの時期を乗り切ることが可能と考えます。
なお、今回のシミュレーションは2025年時点の東京都の助成金を考慮したものであり、
東京都以外に在住で国の支援の所得制限を超える場合や
今後制度が変更になる場合には当てはまらないことをご了承ください。
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積み立ての力ってすごいですね・・・!
いかがでしたでしょうか。
我が家ではFIREを目指して、将来に必要なを絶賛シミュレーション中です。
大学は児童手当+018サポート、私立中学・高校については
月2万円の積み立てをする必要があることがわかりました。
今後は、中学受験に必要な費用、小学校の教育費、保育園料、習い事代なども検証する予定なので、
ぜひお楽しみに!
まとめ
- 私立中学・高校に必要な費用は約747万円
- 国や各自治体の支援があり、特に高校は支援が手厚い
- 毎月約2万円の積み立てで学費の負担を大幅に削減できる
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