【子供の応急手当】~乳幼児の救急蘇生・誤飲対処について~

こんにちは、Ryogoパパです!
先日、区が企画している「乳幼児の救急蘇生法教室」に
妻と参加しましたので記事にしたいと思います。

目次

参加したきっかけ

息子が生後6か月になる月に参加をしたのですが
食事の際に、息子がぐずるため抱っこしながら食事をしていると
一緒に食べたいのか、自分の手で食器やお箸を触る仕草が増えてきました。

そのうち目を離した隙に何でもかんでも口にしてしまう時期がくると思い
万が一、誤飲してしまったときに対処できるよう参加をしてみました。

子供の不慮の事故状況

第1位 第2位 第3位
0歳 先天奇形、変形及び染色体異常 周産期に特異的な
呼吸障害等
不慮の事故           
1~4歳 先天奇形、変形及び染色体異常 不慮の事故 悪性新生物
<腫瘍>
5~9歳 悪性新生物
<腫瘍>
先天奇形、変形及び染色体異常 不慮の事故
10~14歳 自殺 悪性新生物
<腫瘍>
不慮の事故

参照資料
【資料1】こどもの不慮の事故の発生傾向と対策等(こども家庭庁)

1.こどもの死因において、「不慮の事故」による死亡は、病気を含むすべての死因の中で上位にある。
2.「不慮の事故」による死亡事故発生状況(直近5年間)を年齢別で見ると、0歳が最も多く、0~4歳で55.7%を占めている。

Ryogoパパ
不慮の事故による死亡の割合がこんなに多いとは知りませんでした。。

乳幼児の心肺蘇生<手順>

手順① 足の裏を刺激しながら大声で呼びかけて反応を確認する。
(●●ちゃん、わかる?)※ポイントは足の裏を刺激するとのこと。
手順② 大声で応援を呼び、119番通報とAED搬送を依頼する。
(あなたは119番してください、あなたはAEDを手配してください!)
※ポイントは救急車を呼んでくださいではなく、119番してくださいと番号で依頼すること。
 110番してしまうことを防ぐためとのことです。
手順③ 呼吸を確認する。胸と腹の動きを見て、浮き沈みがあるか10秒以内で確認する。
手順④ 普段通りの呼吸がなかったら、すぐに「胸骨圧迫」を30回行う。
※ポイントは乳頭と乳頭の真ん中の少し足側を2本指で胸の厚さの約1/3沈み込む程度に30回圧迫すること。
手順⑤ 胸骨圧迫の後、人工呼吸を2回行う。
※ポイントは気道を確保し、口と鼻を同時に自分の口で覆い胸の上りが見える程度の量を
 約1秒かけて静かに2回吹き込む。
(人工呼吸ができる場合は、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返して行う。
手順⑥ AEDが到着したら、まず電源を入れて、電極パッドを胸に貼る。
手順⑦ ショックボタンを押す。
※ポイントは成人用と子供用があるのでレバーで子供に切り替えること。

実際に教室でAEDを使って実演しましたが
AEDから流れるアナウンス通りにやれば誰でも対処できると思います。
ただ、本当に子供が窒息をした場合は親も相当パニックになっていると予想されるので
自然と体が動くようになるまで、エアーで練習をしておいた方がいいと感じました。

Ryogoパパ
AEDはコンビニなどに設置されているとのことでした。
あらかじめ自宅から一番近いコンビニに設置されているか確認しておいた方がよいですね

※下記からAED設置場所を探せます。
日本全国AEDマップ -全国のAED設置場所を地図で共有-

のどに物をつまらせたときの応急処置

背中を叩く(背部叩打法)

乳児をうつぶせにし、手のひらで乳児の下あごをしっかり支えて突き出し
腕に乳児の体をのせて、上半身がやや低くなるような姿勢で支えます。
もう一方の手のひらのつけ根で、乳児の背中(肩甲骨の間)をしっかり強く叩きます(5回から6回を1セット)。

胸部を圧迫する(胸部突き上げ法)

乳児をあお向けにし、手のひらで後頭部をしっかり押さえながら腕で乳児の体を支えます。
乳児の両乳頭を結んだ線の中央のやや足側を、もう一方の手の2本指で強く圧迫します(5回から6回を1セット)。

※注意:ひざの上で行うときは、乳児の足を脇に挟んで落とさないように気を付けましょう。

児の様子を見ながら、上記の対処法を1セットごとに交互に繰り返してください。
体位を変えることで、のどに詰まった物が出やすくなる効果があります。

参考資料
赤ちゃんやこどもを誤飲・窒息事故から守る!万一のときの対処法は? | 政府広報オンライン

子供の誤飲、窒息を防ぐにはこどもの手の届く範囲に置かない

こどもの手が届く範囲は、実際に手が伸ばせる範囲と台の高さを足した長さで
1歳児では約90㎝、2歳児では約110㎝、3歳児では約120㎝です。

高い場所に置いても、こどもが踏み台を使って手にしてしまうケースもあるため
できれば鍵付きの棚などに保管しましょう。

まとめ

体験教室では赤ちゃんの人形で実演をしましたが
実際に我が子が窒息や誤飲をしてしまった場合は、少なからずパニックになると思います。

そのため、知識だけではなく「対処法を体に覚えさせておく」ことが大事だと感じました。

そのうえで下記をまとめとして記載したいと思います。

<ポイント>
① 蘇生法や誤飲の対処法を家で実演しながら練習をしておく。
② 自宅から一番近い、AEDの設置場所を確認しておく。
③ 自治体がやっている体験教室に参加してみる。
④ 自分で勝手に判断しない。
(パニックで頭が真っ白であれば119番をすぐにして指示を仰ぐ)

外出先など、自分の子供ない場合でも尊い命を救うことができる対処法なので
是非一度、パパママで蘇生法・誤飲対処法を確認、事前の練習をしていただけたらと思います。

 

 

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