今回は「不妊治療にかかった費用」について紹介したいと思います。
センシティブなことなので、こういう話はなかなか友達ともできないですよね。
- 不妊治療にどのくらい費用がかかるのか不安
- 不妊治療の流れについて知りたい
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私たちも実際に体験するまではわからなかったので、
ぜひ参考にしてください!
我が家の不妊治療
治療期間と受けた治療
我が家は、2023年4月~2024年9月までの
約1年半不妊治療を行っていました。
【実際に受けた治療】
■精索静脈瘤の手術
■ブライダルチェック
■卵管造影検査
■人工授精3回
■採卵2回
■移植3回
治療の時系列
治療の時系列は以下の通りです。
時期(2023年) | 治療内容 |
4月 | *精索静脈瘤の手術(パパ) |
9月 | 不妊治療クリニック通院開始 |
ブライダルチェック | |
卵管造影検査(ママ) | |
人工授精① | |
10月 | 人工授精② |
11月 | 人工授精③ |
12月~2月 | 体外受精に移行するも卵巣の腫れのためお休み |
時期(2024年) | 治療内容 |
3月 | 採卵① |
4月 | 胚移植①(グレード4BB) |
5月 | 胚移植②(グレード4BB) |
8月 | 採卵② |
9月 | 胚移植③(グレード4AB) |
*精索静脈瘤の手術に関しては、以下をご参照ください。
不妊治療でかかった費用
不妊治療でかかった費用は、「1,215,095円」でした。
このうち、助成金や保険金等戻ってきたお金を差し引いた
自己負担額は「727,685円」でした。
総額を見て不安に思われる方もいるかもしれませんが
実は不妊治療自体ではなく、鍼治療にかかったお金が大半を占めています。
内訳は以下のとおりです。(尚、交通費は除いています)
※以下の単位は(円)です。
※スマホの場合は右スクロールしてください。
治療内容 | 支払額 | 戻ってきたお金 | 理由 | 自己負担 |
---|---|---|---|---|
精索静脈瘤の手術(パパ) | 375,025 | 100,000 | 医療保険 | 275,025 |
ブライダルチェック(ママ) | 30,300 | 46,570 | 東京都不妊検査等助成金 | 0 |
卵管造影検査(ママ) | 16,270 | |||
人工授精×3回 | 24,460 | 365,300 | 高額療養費+付加給付 | 208,360 |
採卵①(自然周期) | 173,250 | |||
胚移植① | 64,180 | |||
胚移植②(ホルモン補充周期) | 66,600 | |||
採卵② | 170,600 | |||
胚移植③(ホルモン補充周期) | 74,570 | |||
鍼治療(8,800×27回) | 244,300 | 0 | ー | 244,300 |
合計 | 1,239,555 | 511,870 | ー | 727,685 |
高額療養費制度に加えて、会社の健康保険に「付加給付」というものがあり、
自己負担は月額で最大2万円でした。
ですので、仮に1年間不妊治療をしたとしても、先進医療を行わなければ、
自己負担は2万円×12か月=24万円に抑えることができます。
健康保険によって自己負担の上限が2万円や2万5000円など設定されているので
HPなどで確認してみてください。
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付加給付制度は自分が恩恵を受けるまで知らなかったのですが
とても有難い制度ですね!
ただ、この制度には注意点があり、我が家の場合はいったん自分で立て替え、
約2か月後に経費口座に返金される、という仕組みでした。
一時的に立て替える形となるので、手元資金が必要となります。
病院代は想定よりも抑えられた一方
想定外の出費が発生したのが「鍼治療」でした。
胚移植1回目まではクリニックの通院のみだったのですが、
治療が長引いてくると、他に何かできることはないかと
藁をもすがる気持ちになってきます。
実際、体外受精に進めばすぐに妊娠できると思ってしまっていたので、
一回目の胚移植が陰性だったときはとてもショックでした。
鍼治療の効果がどこまであったかは不明ですが、週1回通うことで、
血流を良くすることに加えて、話を親身に聞いてくれるなどリラックス効果もあったようです。
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鍼治療は医療費控除を使うことができました!
不妊治療は通院代よりもメンタルのケアの方にお金がかかるかもしれません。
1回で順調に進めば素晴らしいことなのですが、
治療が長引いてくると出口のないトンネルを進んでいるような気持ちになり
ストレスをため込まないようにうまく発散していくことが重要になります。
(ストレスも不妊の大きな原因)
そのため、費用に含んでいませんが、判定日の後は焼肉に行ったり
通院の合間に旅行に行ったりと気分転換にも出費がありました。
不妊治療でもらえるお金・制度
保険適用の治療であれば、高額療養費や前述の付加給付を活用することができます。
我が家の場合は申請などは特にせずに支払いから約2か月後に
自動的に健康保険組合から会社に入金があり、給与口座に振り込まれるという形でした。
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月々2万円くらいであれば、手が届きそうな額ですね!
各自治体で検査費用や先進医療の補助などを行っているので、確認してみてください。
東京都の場合は、検査費用の5万円分の補助がありました。
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/funinkensa/gaiyou
医療保険の種類によっては、採卵や胚移植、精索静脈瘤の手術などが手術とみなされ、
保険金を受け取ることができます。
年間10万円を超えた医療費については
確定申告をすることで控除され税金が還付されます。
私の会社の場合はありませんでしたが
会社によっては不妊治療代を補助してくれる企業もあるようです。
不妊治療開始前にやっておいたほうが良いこと
我が家の場合は私は医療保険が適用されたのですが
妻の医療保険が10年ほど前に加入したものであったため
不妊治療が適用になりませんでした。
治療が長引くリスクを考慮して、お守り代わりに入っておくことをおすすめします。
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まとまったお金が入ることで
そのお金を気分転換に使うことができますね!
妊娠中に風疹にかかると、胎児が先天性風疹症候群にかかるリスクがあるため
不妊治療の開始前に風疹の予防接種を打つことが推奨されます。
この予防接種をしてから2か月間は妊娠ができないため
妊活を考え始めたら早めに抗体検査をしておきましょう。
不妊治療のクリニックでクレジットカードが使用できれば
治療期間中に大量のポイントを溜めることができます。
我が家は治療中にマリオットボンボイに切り替えたのですが
もっと早く変えておけば良かったと後悔しました。
還元率の良いカードに見直しをするなど検討してみてください。
不妊治療というと高額の出費があるのではと不安になりますが、
体外受精や顕微授精になっても既存の制度を活用することで
月2万円程度で行うことができます。
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この記事で今不妊治療を始めるか迷っている方の
ハードルを下げることができたら嬉しいです!
まとめ
- 不妊治療期間約1年半でかかった自己負担総額は483,385円
- 通院費は付加給付制度があるため年間最大30万円程度
- メンタルケアにお金がかかるので医療保険への加入をおすすめ
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