今回は、新NISAの成長投資枠を個別株投資にあてて爆損している話を紹介します。
2024年から始まった新NISA制度ですが、株価が好調なこともあり、
全世界株式(オルカン)やS&P500等のインデックス投資をしている人は、右肩上がりの成績を収めているのではないのでしょうか。
SNS等でも、年初一括投資が正解と言われるほど、運用益がプラスになっている人が多いと思います。
そんな中、我が家では妻が趣味の個別株投資でまさかの爆損をかましているので、
赤裸々に公開したいと思います(笑)
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みなさんに読んでいただけたら、まだ報われます・・・笑
- 新NISAの成長投資枠で個別株投資をしてみたい
- 株で損をしている人の話を聞いて心の安らぎを得たい
投資結果公開(日本株)
早速投資結果を公開します。
結論から言うと、2025年2月16日時点でマイナス16万3071円です(笑)
投資実績についてはこちらを参考ください。


【ママ】 マイナス5万1223円
銘柄 | 数量 | 取得単価 | 取得額 | 時価評価額 | 損益 |
INPEX | 100 | 1,970 | 197,000 | 189,750 | ▲7,250 |
ヤマハ発動機 | 100 | 1,216 | 121,600 | 119,950 | ▲1,650 |
アステラス製薬 | 10 | 1,701 | 17,010 | 14,885 | ▲2,125 |
積水ハウス | 3 | 3,319 | 9,957 | 10,371 | 414 |
iFJリート | 41 | 1,742 | 71,422 | 71,545 | 123 |
One・Jリート | 100 | 1,793 | 179,300 | 172,000 | ▲7,300 |
NTT | 547 | 155 | 84,785 | 80,354 | ▲4,431 |
ソフトバンク | 100 | 190 | 19,000 | 20,850 | 1,850 |
産業ファンド | 1 | 118,470 | 118,470 | 116,700 | ▲1,770 |
ブリヂストン | 11 | 5,355 | 58,905 | 62,821 | 3,916 |
ホンダ | 100 | 1,329 | 132,900 | 146,950 | 14,050 |
三井不動産ロジパーク | 1 | 99,300 | 99,300 | 100,900 | 1,600 |
東急不動産 | 100 | 932 | 93,200 | 100,000 | 6,800 |
三菱商事 | 300 | 2,602 | 780,600 | 738,600 | ▲42,000 |
三菱UFJ銀行 | 100 | 1,910 | 191,000 | 194,350 | 3,350 |
JT | 100 | 4,001 | 400,100 | 383,300 | ▲16,800 |
合計 | − | − | 2,574,549 | 2,523,326 | ▲51,223 |
【パパ】 プラス3万4252円
銘柄 | 数量 | 取得単価 | 取得額 | 時価評価額 | 損益 |
トーセイリート投資法人 | 1 | 124,060 | 124,060 | 128000 | 3,940 |
サムティ・レジデンシャル投資法人 | 1 | 89,200 | 89,200 | 95200 | 6,000 |
スターアジア不動産投資法人 | 1 | 50,720 | 50,720 | 52400 | 1,680 |
投資法人みらい | 1 | 40,150 | 40,150 | 41450 | 1,300 |
タカラレーベン不動産投資法人 | 1 | 84,400 | 84,400 | 87700 | 3,300 |
ブリヂストン | 1 | 5,331 | 5,331 | 5711 | 380 |
三井住友フィナンシャルグループ | 300 | 3,746 | 3,746 | 1140900 | 17,100 |
三菱HCキャピタル | 100 | 1,019 | 1,019 | 102150 | 250 |
NTT | 117 | 155 | 155 | 17187 | ▲948 |
ソフトバンク | 100 | 196 | 196 | 20850 | 1,250 |
合計 | − | − | 1,657,296 | 1,691,548 | 34,252 |
あれ、意外と損してないじゃん、と思われた方もいるかもしれませんが、実は魔物が残っています、、
新NISAではないのですが、株主優待目当てで特定口座で買ってしまったオリエンタルランドです。
【特定口座】マイナス14万6100円
銘柄 | 数量 | 取得単価 | 取得額 | 時価評価額 | 損益 |
オリエンタルランド(ママ) | 100 | 4,003 | 400,300 | 321,900 | ▲78,400 |
オリエンタルランド(パパ) | 100 | 3,896 | 389,600 | 321,900 | ▲67,700 |
合計 | − | − | 789,900 | 643,800 | ▲146,100 |
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あーやっちゃいましたねぇ、、
素直にインデックスに投資していた場合
仮に2024年1月1日に年初一括投資していた場合、オルカンとS&P500の成績は以下のとおりです。
種別 | 2024/1/1 | 2025/2/16 | 損益率 |
eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | 24,342円 | 33,855円 | 139% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 20,972円 | 27,773円 | 132% |
もし個別株投資して爆損した資金502万1745円をインデックスに投資していたらどうなっていたでしょうか。
■オルカン:502万1745円×139%=698万226円
■S&P500:502万1745円×132%=662万8703円
個別株投資した現在の時価評価額は485万8674円なので、その差約200万円です。
200万円も損してしまったと思うと泣けます・・・
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やはり初心者はインデックス投資をした方が絶対に良いです
爆損した理由
爆損と大げさな表現をしましたが、少しからくりもありまして、正直にお伝えしたいと思います。
理由1:NISA口座の買戻し
2019年に旧NISA口座で買った株が特定口座に払い出されたため、買戻しを行いました。
(旧NISAは5年が満期で特定口座に払い出されます)
上記の表のうち、緑色で塗りつぶしたものは買い戻した株です。
そのため、運用益が出ていた銘柄については、一度利益確定をし現在価格で購入することになったため、
割高で購入する形になりました。
たとえば大幅な赤字を叩き出している三菱商事などは、コロナショック時に買った価格から3倍以上に上がったため、
見かけ上はマイナスになっていますが、当初購入価格からは利益が出ている状態です。
理由2;配当による利益の還元
個別株の中でも、高配当株を中心に購入しています。
おおよそ配当利回り4%程度になるように購入しているため、4%は株価の上昇ではなく配当という形で還元されています。
理由3:新NISA枠を無理やり埋めた
新NISAを5年で埋めたいと思ってしまったせいで、年末の割高の時に購入してしまいました。
通常、毎月割安になっている株を購入するようにしているのですが、
INPEXなどは購入水準になっていないにも関わらず、買ってしまったことで、案の定マイナスになっています。
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爆損している状態ではありますが、いつか上がると信じて後悔はありません!(笑)
新NISAで個別株はやめた方が良い?
特別な理由がない限りは新NISAはインデックス投資で無理のない金額で行うことをおすすめします。
我が家のように、無理やり最短で投資枠を埋めようとしたり、個別株に投資したりするのは、
本来インデックス投資で得られるはずだった利益を失うだけでなく、爆損にリスクがあるのでやめましょう(笑)
それでもどうしても個別株投資が向いているという方は、以下のとおりです。
・インデックス投資のみでは退屈で投資のモチベーションが続かない
・配当金や株主優待などを得たい
・ファンダメンタル分析やテクニカル分析でインデックスを上回る成績を出せる自信がある
我が家では配当金や株主優待を得ることで投資のモチベーションを維持したいことから、
あえて個別株投資に挑戦をしています。
ただ、個別株投資の才能がないことは自覚しているので、機会損失にならないよう、
個別株よりも大きい金額をインデックス投資に回すことでバランスを取っています。
インデックス投資は本当に簡単で、最初の設定さえしてしまえば、後は本当に放置するだけなんですよね。
最も利益が出たのは「亡くなった人」と言われているように、
投資していることすらも忘れて放置することが利益への近道なのですが、
インデックス投資だと資産を増やしている間はただただ画面上の数字が増えていくのを追うだけで、
豊かになった実感を得ることができません。
そんな中で毎月身を削るような節約をして、貯蓄率50%以上を維持するのはなかなかハードルが高いことでした。
一時的にはできたとしても、どこかのタイミングで継続が難しくなり、投資をやめてしまったり、取り崩してしまったかもしれません。
一方で、高配当株投資は、効率が悪いと言われていても、毎年配当金でお金が少しずつ増えてくることで、
生活が豊かになった実感が持てますし、急な出費に対応することも可能でした。
私たちの場合は昨年配当金で車を購入しましたが、配当金という確定利益で支払うのと、インデックス投資を取り崩すのでは意味合いが異なったと思います。
まとまったお金が必要になるたびにインデックス投資の資金を取り崩していると、資金計画が立てにくいですし、
また取り崩せば良いやと取り崩しが癖になってしまうリスクがあります。
私たちが5年間投資が継続できたのは、高配当株投資とインデックス投資をハイブリッドで行っているためだと考えており、たとえ一時的に爆損したとしてもこの投資方法は維持していきたいと思います。
以上、好調な相場の中でマイナスという恥ずかしい結果ではありますが、初心者が個別株投資をした末路ということで、参考にしていただけたら嬉しいです。
まとめ
- 個別株投資は好調な相場でもマイナスになる可能性があり、インデックス投資がおすすめ
- 新NISA枠を無理やり埋めないようにしよう
- 投資を楽しみたい人は一部であれば個別株投資にあてるのも一案
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