「中学受験に1000万円必要!」という話を聞いたことがあるかもしれません。
実際に、いくつかのメディアや口コミなどでそのような数字を見かけますが、
本当にそんなに費用がかかるのでしょうか?
最近では中学受験の人気が高まり、東京都内では5.5人に1人が受験をすると言われています。
学区によっては中学受験者数が多く、友達の影響で塾に通いたい、という子もいるようですね。
この記事では、実際に中学受験にかかる費用を検証し、受験費用の貯め方について紹介します。
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い、いっせんまんえん・・・!?
これって入学後の学費とは別にってことですよね、、汗
- 中学受験にかかる費用について知りたい
- 子供の教育費の貯め方について考えたい
中学受験にかかる主な費用
1,000万円という言葉がパワーワードすぎるので一人歩きしがちですが、
まずは中学受験にかかる主な費用をSAPIXをベースに算出してみたいと思います。
以下のブログを参照させていただきました。


塾代
以下、すべて税込みです。
入塾金
33,000円
授業料
※スマホの方は右スクロールしてください。
学年 | 授業料 | 季節講習 | 模試 | 合計 |
1年生 | 22,0000×9か月=198,000円 | 39,600円 | − | 236,500円 |
2年生 | 23,100円×11か月=254,100円 | 25,300円 | − | 279,400円 |
3年生 | 25,300円×11か月=278,300円 | 85,000円 | 3,300円 | 366,700円 |
4年生 | 45,650円×11か月=502,150円 | 155,200円 | 3,300円 | 660,650円 |
5年生 | 57,750円×11か月=635,250円 | 183,400円 | 8,800円 | 830,750円 |
6年生 | 66,600円×11か月=732,600円 | 688,500円 | 30,250円 | 1,517,350円 |
⇒塾代の合計は、「392万4350円」で約400万円という結果になりました。
この他盲点ですが送り迎えや電車代が必要ですね。
受験料
・3万円×5校=15万円
⇒塾代+受験料+交通費等を考慮すると、約500万円あれば十分かと思います。
1000万円かかると言われているのはなぜ・・・!?
上記で計算した500万円(それでも高い)の倍の数字になっていますが、この違いは何でしょうか。
結論から言うと、このギャップは家庭教師の費用です。
上記で例に挙げたSAPIXは、親のフォローが前提となっているようで、
学習のサポートや配布される膨大なプリントの整理など親が伴走することが欠かせないそうです。
共働き家庭では当然このようなフォローが難しい場合もあるので、
このフォローを家庭教師に依頼するケースも多いようです。
中学受験の家庭教師の相場は専門性が求められるため2,500円~6,000円と高い傾向があるので、
フォローを完全に家庭教師に依頼した場合には500万円という金額もあながち嘘ではなさそうです。
※中学受験費用1,000万円についてはこちらの動画も参考にしてみてください。
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1,000万円と聞いて驚きましたが、
家庭教師代も含まれていたことがわかり少し安心しました・・・
中学受験費用を抑える方法
もともとの数字が大きすぎたので500万円で安心してしまうくらい、金銭感覚がバグってきました(笑)
500万円でも十分高額なので、受験費用を抑える方法についても検証していきます。
フォローアップを家庭で内製化することで、塾代のみにすることが可能です。
ただ、家庭教師の方が学習効果が高い、親の時給が高い場合には外注の方がコスパが良い、なども考えられるため、一概には言えないかもしれません。
首都圏では多くの塾で小学1年生からの囲い込みがあるようですが、
小学4年生からの入塾、という手もあるようです。
この場合、4年生になるまでは親が学習のサポートをする必要があります。
4年生から途中入塾する場合には入塾テストで基準点を超える必要があり、
確実に入塾したい場合には1年生からの入塾が無難かもしれません。
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小学校4年生からの入塾の場合にかかる塾代は、304万1750円です。
受験料も1校あたり約3万円かかるため、受験校を絞るということも一案のようです。
個人的は、相当な塾代がかかっていますし、ここまで頑張って勉強してきている(はず)なので、
むやみやたらに受験校を増やすことはしないとしても、ここで節約する必要はないのかなと思います。
中学受験費用を捻出するためにはいくら積み立てが必要?
以下の前提で検証を行います。
我が家の場合は、親のフォローアップ×小4入塾を前提に検証してみたいと思います。
今後、小1入塾に変更する可能性もありますが、小1~小3にかかる費用は88万円程度でしたので、
その分が足りなくなった場合はキャッシュを取り崩す予定です。
今回もこちらのサイトを参考にしました。
https://www.am-one.co.jp/shisankeisei/simulation.html
※過去の検証記事はこちらをご覧ください。
小学4年生までに塾代を準備する場合
<前提>
・運用商品: eMAXIS Slim 全世界株式(年利4%)
・運用期間: 0歳から9歳の誕生日まで(9年間)
・積み立て目標額:304万円
⇒必要な毎月積立額:23,434円
絶妙な金額が出てきました(笑)
我が家の場合、毎月2万円を私立中学・高校の学費用に積み立てる予定なので、
塾代で+2万円を積み立てるのはなかなか厳しいです・・・
小学4年生で入塾後も同額の積み立てを継続した場合
上記の一覧表からもわかるように、塾代は小6の1年間が突出して大きいです。
小4から小6の3年間を運用することで、時間稼ぎができるかもしれません。
仮に毎月1万5000円を積み立て、小4以降の塾代をキャッシュで年間18万円分捻出したらどのような結果になるでしょうか。
・運用商品: eMAXIS Slim 全世界株式(年利4%)
・運用期間: 0歳から9歳の誕生日まで(9年間)
・積立額:毎月1.5万円
・積み立て合計額:約194万6000円
■小4:1,946,000円ー540,650円(660,650円-180,000円)=1,405,350円
■小5:1,405,350円×年利4%=1,461,564円
1,461,564円ー(830,750円-180,000円)=810,814円
■小6:810,814円×年利4%=843,247円
843,247円ー(1,517,350-180,000円)=ー494,103円
あーマイナスになっちゃいましたねー、、
なんとか黒字にできないかなという希望だったのですが、見事に夢は打ち砕かれてしまいました(笑)
小6の受験直前に塾代の荒稼ぎに奔走するわけにもいかないので、
大人しく2万円貯めるのが良さそうです。
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「中学に入学してからが本番ですからねー泣」
我が家の方針
過去記事で、以下の想定でシミュレーションしてきました。
- 大学費用:児童手当+018サポート(月2万)
- 私立中高費用:月2万
- 中学受験費用:月2万
現在、我が家は子供1人ですが、将来的に2人を希望しているため、月収から新規で積み立てを4万円×2人=8万円行うのは、ハードルが高そうです。
そのため、教育費の負担が高くなる時期には、現在の貯蓄から一時的に取り崩すことも視野に入れる必要が出てきました。
その場合、老後の生活費にも影響が出る可能性があるため、引き続きシミュレーションをしていきたいと思います。
まとめ
- 中学受験にかかる費用は、塾代+受験料+交通費等で約500万円
- 1000万円という噂は家庭教師代(約500万円)を含んだ数字
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できるだけ早い段階でシミュレーションしておくことが大事そうですね!
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